苗郷三七の歩み
三七の原産地であり主要生産地でもある雲南省文山市は、昔から少数民族の苗族が暮らす地域でした。三七は苗族にその地で発見され、栽培されてきました。
苗郷三七の祖である余和謙氏は、文山市で三七の栽培をしていたため、国から地主として認められていました。中国建国初期の1952年、余和謙氏は地主の身分であることから永豊の苗族村に下放(かほう・国民を地方に送り出す政策)され、その地で苗族の人々に酒造りと三七栽培を伝えてきました。後の国内騒乱の際には、迫害されそうになった余和謙氏を永豊の苗族の人々が守り、彼らとより深い絆で結ばれました。
後年、余和謙氏は気候条件の良い文山喜古郷に移り住み、家族と共に三七栽培を再開します。晩年になり、余和謙氏は再び懐かしい永豊の苗族村に戻り、山や川と共に永い眠りにつきました。
1946年
余和謙氏が文山喜古郷で三七の栽培を開始。
1965年
余和謙氏の息子・余子畏氏が父の和謙氏より三七栽培の技術を継承。
2001年
余子畏氏の息子・余育啓氏が文山苗郷三七栽培基地を創設。
同年、業界で初めて日本の「JAS有機認証」を取得し、
日本の有機ハイエンド原料市場に参入。
2003年 文山市苗郷三七実業有限会社創立。
2004年
昆明苗郷三七有限会社創立、同年業界で初めて、「中緑華夏有機認証」、「緑色AA食品認証」、
「ドイツBCS有機認証」、「アメリカNOP有機認証」を取得し、
2005年に苗郷三七は、三七の輸出量最多を誇る企業に成長しました。
2007年
文山苗郷三七種植有限会社設立。
2009年
文山苗郷三七科技有限会社は省級の農業科学技術モデル農園を建設し、
プロジェクト・プラットフォームを活用した研究開発を始動させました。
2012年
苗郷三七オーガニック三七系列製品の加工ライン・GMP工場を建設。
2013年
朱有勇院士が苗郷三七技術園にワークステーションを設置。
2014年
選択栽培により「苗郷三七1号」、「填七1号」の2つの新品種の開発に成功しました。
2014年
苗郷三七2次元コード・トレーサビリティシステム」を導入。
2014年
インターネットショップ「天猫」に苗郷三七のフラッグショップを開設し、
O2O方式による苗郷三七製品の実店舗販売を展開。
2015年
グローバルハーバーに苗郷三七専門店を開業。
苗郷三七種植有限会社を株式制に改め、「文山市苗郷三七株式会社」を設立し
上場に向けた準備を開始。
2016年
中国中医研究所漢方薬研究所所長・陳士林氏が苗郷三七技術園に
専門家ワークステーションを設立。
2017年
苗郷三七ジャパン株式会社を設立
日本で苗郷三七製品の販売を開始